注目レポート紹介:2023年度賃貸住宅市場調査

Share on LinkedIn

当ブログでは麻布台総合研究所にて市場調査に活用している公開レポートについてもこれから紹介していく。

直近で三菱UFJ信託銀行から興味深いレポートが出てきたのでこれを紹介したい。

2023年度賃貸住宅市場調査ということで2022年10月から2023年9月にかけて行われた20社に対するアンケート結果に基づきまとめられている。

書かれている概要としては下記の通りだが、詳細は実際の資料を確認いただきたい。

  1. 東京都内のリース環境: 東京の賃貸市場は活発で、新しい住宅開発が進んでいます。市場は安定しており、需要と供給がバランスを保っています。

  2. 入居率の傾向: 入居率は高く安定しており、特に中心部では競争が激しいことが特徴です。新築物件の人気が高く、高い入居率を維持しています。

  3. テナント交換時の賃料レベル: テナント交換時の賃料は一般的に市場価格に沿って設定され、物件の立地や条件によって異なります。市場の動向に応じて賃料は変動する傾向にあります。

  4. 空室期間: 空室期間は物件の品質や立地によって異なりますが、一般的には短期間であることが多いです。市場の需要が高いため、良質な物件はすぐに埋まる傾向にあります。

  5. 広告費用やフリーレント: 広告費用はマーケティング戦略によって異なりますが、競争が激しいため投資が必要です。一部の物件ではフリーレント期間を設けている場合もあります。

  6. 来年のリース市場の変化予測: 経済状況や人口動態の変化に応じて、リース市場は変化する可能性があります。技術進歩や社会の変化も市場に影響を与える要因です。

  7. 個人の雇用と収入: 雇用状況と収入水準は賃貸市場に直接的な影響を与えます。安定した雇用と収入は高い賃貸需要を生み出す傾向にあります。

  8. テレワークや生活様式の変化: テレワークの普及により、住居に対するニーズが変化しています。居住環境への期待が高まり、住宅選びの基準が変わってきています。

(Source: 2024年2月 三菱UFJ信託銀行株式会社「2023年度 賃貸住宅市場調査」)

Mikan Matsuyama